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zoom RSS むかしむかし、あるところに

<<   作成日時 : 2007/07/04 20:32   >>

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腕の良い鍛冶屋がいました。
鍛冶屋はあるとき、すばらしい剣を作りました。
剣はとてもよく切れて、敵の首をすぱすぱと切り落としました。
鍛冶屋はあるとき、大きなハンマーを作りました。
ハンマーは素晴らしく硬くて、敵の城をどんどん壊しました。
鍛冶屋の作った剣やハンマーで、王様は戦争を沢山して、どんどん国の領土を広げてゆきました。

けれど、戦争ばかりしている王様は国の人々には嫌われて、とうとう反乱が起こって、王様は殺されてしまいました。
戦争の武器を沢山作った鍛冶屋も、捕まってしまいました。
鍛冶屋が閉じ込められた牢屋の鉄格子も、やっぱり鍛冶屋が作ったものでした。
鍛冶屋の作ったどんな武器でも壊せないように、それはそれは頑丈にこしらえてありました。
鍛冶屋は牢屋の中でどんどん弱ってゆきました。
ああ、おれはここで死ぬのか。
戦争の武器なんか作ったばっかりに。
ため息をついた鍛冶屋がポケットに手を突っ込むと、何か固いものがポケットに入っていました。
取り出して見ると、それは鍛冶屋が作った耳かきでした。
鍛冶屋はふと思い立ち、鉄格子の鍵穴に耳かきを突っ込んでかちゃかちゃと回してみると、

がちゃん。

うまく鍵が外れて、鍛冶屋は牢屋から逃げ出すことができました。

鍛冶屋はとうとう遠い国まで逃げて、そこでまた鍛冶の仕事を始めました。
けれど、今度は武器を作らずに、農具や、料理ナイフや、それから耳かきばっかり作っていたそうです。




‥‥人生、何がどこで必要になるか分かりませんよ、という話。

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