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zoom RSS 大きな木と、小鳥と、狐の話〜旅団ショップ<La Traviata>

<<   作成日時 : 2008/02/20 09:50   >>

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大きな木に、小鳥が止まりました。
「ここにいても、いい?」
小鳥が尋ねると、大きな木は
「いいよ」
といいました。

小鳥は大きな木に巣を作り、その代わりにたくさんの歌を歌ってあげました。
大きな木と小鳥はとても仲良くなって、毎日、いろんな事を話しました。
ずっと一緒にいられると思っていたのに、ある日、大きな木は急に黙り込んでしまったのです。
小鳥は悲しくなりました。
自分が何かしたから?大きな木はまたしゃべってくれるんだろうか。
……もし、大きな木がこのまま話してくれなかったら、わたし、どうしたらいいんだろう。
小鳥は、たくさん、泣きました。

悲しんでいる小鳥に、友達の狐が声をかけました。
「僕の背中においで。僕はあの木みたいに大きくは無いけれど、ふさふさの毛皮と尻尾があるよ」
小鳥は、そこには巣は作れないわ、と思いました。
でも、何度も狐においでといわれて、とうとう小鳥は木から下りて狐のところに行くことにしたのです。




狐の背中はとても暖かでした。小鳥は大きな木が大好きだったけど、狐のことも大事で、狐の喜ぶ顔を見たかったし、狐を悲しませたくなかったのです。

ある日小鳥が
「ずっと、私の巣になってくれる?」
と尋ねると、狐は
「僕は君の巣じゃない。僕だって巣になるよりは巣を作る方が好きなんだ」
といいました。
小鳥はとてもびっくりして、
「じゃあどうしてわたしを呼んだの?」
と聞きましたが、もう胸が凍り付いて張り裂けそうになって、目の前がぐるぐると回って、狐が何を言っているのかも判りませんでした。
小鳥は急に羽ばたいて、飛び上がろうとして狐にぶつかりました。
狐は痛がりましたが、小鳥も痛かったのです。
それでも小鳥は空へ飛び上がりました。


風が、誰かの欠伸を運んできました。
見ると、大きな木が目を覚ましていました。
小鳥は「お帰りなさい」といいました。
木は「ただいま」といいました。

小鳥にはもう帰る場所はなかったけど、でも、幸せでした。




******

元ネタは「夜伽語りの砂掩蓋にて、リンクスさんがお話されてた物語。
まあちょっと思うところがありまして、使わせて頂いたのでした(改めて、その節はご許可ありがとうございました)

思うところって言っても大した理由じゃなくて、思いついてしまった、みたいな。
話の方が勝手に頭に飛び込んできた感じで、取って置いてあげたいなあと思って。
そういうのって、なんだかミラルカ様辺りが頭の上に言葉の雫を落としてくれたような、そんな気分になるのです。


先日のランララ祭で色々変わったので、ショップメッセージ変える羽目になりましたが、うれしい誤算と申しますか。
まだ仕込み中ですが。

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