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zoom RSS 幌馬車酒場『宿り木』 旅団ショップ 来店メッセージのめも

<<   作成日時 : 2008/07/04 08:50   >>

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<La Traviata>

春がまだ浅い夜、月の明るい晩、森でお祭りがありました。
たくさんの木と動物が集まって、一晩中歌ったり踊ったり、おしゃべりをするのです。

小鳥が一羽、大きな木を探していました。小鳥は大きな木と離れない約束をしていたのに、その約束を破ってしまったので、どうしてもごめんなさいが言いたかったのです。

小鳥が大きな木を見つけたとき、大きな木は、銀色の葉を茂らせた背の高い木とおしゃべりをしていました。
こんばんは、と声をかけると、大きな木も、こんばんは、と言いました。やがて銀の葉の木が友達のところに行くと、小鳥は木にたくさんの話をしました。たくさん話さなければいけないことがあったからです。

小鳥は今までのことも自分の気持ちもぜんぶ話そうとしましたが、それはほんとうにたくさんのことだったので、たった一晩で話せるはずもありませんでした。
そこで、大きな木は、
「ちょっとおいで」
と小鳥を呼びました。

小鳥を枝に止まらせると、大きな木は、木のてっぺんから、いちばんおいしい実をとって小鳥にあげました。
その実を食べると、とても寒かった小鳥の体はぐんと温かくなりました。
「もう一つください」
と小鳥はいいました。
木の実は少ししかなかったので、木は困りましたが、がんばってもう一つをあげました。

ほんとうは小鳥には最初からわかっていました。
小鳥が大きな木のことを大好きなのと同じくらい、大きな木も小鳥が好きなのです。
けれど、木は、森の動物をえこひいきはできません。
それに、いつもはずっと立っていなければいけないので、動物同士のようにじゃれあうこともできません。

それでも小鳥は今までずっと大きな木のところに帰りたかったし、これからも大きな木と一緒に居たかったので、
「側にいてもいいですか」
と木に尋ねました。
「良ければ、近くに居てくれ」
と木は答えました。

これで大きな木と小鳥の話はおしまい。
そして、はじまりはじまり。




*-*-*-*-


確かどこかの記事に、前に一回バックアップしたような記憶があったんですが、ブログ内検索で引っかからないので

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