ニューラ@無限のファンタジア

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zoom RSS 秋の雨の中、タクシーは走る──おい森始めました、再び

<<   作成日時 : 2007/11/11 20:03   >>

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降りしきる秋の雨。
どこかレトロなタクシーの車内。
私は、雨粒を拭きながらゆっくりとフロントガラスの上を往復しているワイパーをじっと眺めていた。カーラジオからは、スチールギターのどこか郷愁をおびた曲が流れている。
ダッシュボードに飾られているのは、手漕ぎ舟に乗ったカッパの人形。
そして、運転手さんも、──カッパ。
ええ、カッパ。
どこからどう見ても、カッパなんですってば。

さて、閑話休題。
左ハンドルのタクシーを運転しながら、運転手は此方へ、ミラー越しに視線をやって口を開いた。
「なぁ、お客さん……今って、2007年11月11日、19時00分で合ってるだか?」
「あってるよ」
「……すまねえな、この車の時計、ちょくちょくおかしくなるものだからよ。
そうか……この雨もずいぶんと長いことふってるだな」
「そうかもね」
「折角の遠出だってのにうまくいかねえもんだべ。
……そういやお客さん、名前はなんてーんだ?」
「……そこは個人情報だから」
「……」
「…………」
「………………」
「……ニューラ」←根負けした
「ふぅん、ニューラか……ニューラって名前、気にいってるだか?」
「カッコイイ名前でしょー(`・ω・´)」
「……まあ、カッコイイかどーかはビミョーだけんど、
スモウとか強そうなオトコらしい名前だな!



……orz


「……オトコじゃ……ないですし」
「なぬっ! お客さん、おなごだっただか? そいつは失礼しただ!」

……orz orz
失礼とかそういうレベルでは既にないと思います。

「う〜ん……そういやシャンプーのいいにおいがするもんな」
「ええ、銘柄には拘ってますから」
「ところで恥ずかしながら度忘れしちまったんだが、

これから行くのって……どこだったっけ??」



下ろしてー!今すぐ下ろしてーーーーーーーー!!



「へへっ、ジョークだべ、ジョーク!
マハロ村だったよな」


そう、マハロ村。
『マハロ』って言うのは南の島の言葉で「ありがとう」。
あなたが魂の中にあります様に、という意味でも有るんですって。


「ニューラちゃん、マハロ村には何しに行くだ?
もしかして花よめしゅぎょうか?」
「カンケーないじゃん(´=ω=`)」
「そ、そうツッパるでねぇよ……男心のわからねえおなごだべ」
「それこそ余計なお世話ですが何か。というかカッパが何を言う」
「それにしても、そんなわかいってのにマハロ村とはな……」←スルーしつつも不安をあおる台詞
「は?」
「それなりに味はあるけどよ?
あそこはなかなか辺鄙な土地だぞ。
いってえマハロ村のどこがそんなに気になったんだ?」
「海とか……役場とか、お店、せきしょ、博物館……まあひっくるめて全部?」
「強欲なおなごだなー」
「やかましいわこのカッパ。……まあ強いてあげれば、博物館あたりですか」
「そーかそーか、おなごってやっぱ、そーゆーとこスキだよなぁ」
……そんなもんか?(´・ω・`)

「話は変わるけど、ニューラちゃんって見たところ箱入り娘って感じだけどよ、
先立つモンはちゃんと持ってるだか?」
「……少しだけなら」(←沢山あるといったら強盗にあいそうなので)(何
「おめぇ、急にしおらしくなったなぁ……まぁ、心配すんな。
金がねえ時は、おらがなぐさめてやるだよ」


ΣΣ(゜д゜;;;;;

ごめん!曲解した!!(何


「……まあ、いいや。そろそろ目的地のマハロ村に着くだよ。
それじゃニューラちゃん、名残惜しいけど……い、いやっ。
おら、サヨナラは言わねぇ!
あぁ……ちょうど雨も上がり始めたみたいだべ……」


役所前でブレーキがかかり、タクシーは止まりました。

ざるの中の大豆をざあっと一面にひっくり返してぶちまけたような数のすごい星が夜空に輝いています。
新月なので月は良く見えませんが。


「さぁて、ようやく着いただよ。
ここがニューラっぺがマドンナに変わる村、マハロ村だべ。
詳しい事はそこの役場で自分で聞いてくんろ。
そんじゃ、元気でな、ニューラちゃん!」

ばたん、と扉が閉まり、土色のタクシーは走り去っていきました。



降り立った自分、まつげぱっちり顔で外はね髪でした。

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